プロダクトマネジメント - ビジネストラップを顧客に価値を届ける を読んだ。
各章の簡単なメモ・感想
1章 価値交換システム
顧客に本当の価値を届けるには、顧客のことを深く知る必要がある。
普段、顧客のことを考えながら仕事できているかというと、そうでもない日が多いのが正直なところ。
2章 価値交換システムの制約
価値を定義して計測して、顧客のアウトカムを実現できたことを称賛するべき。
自分たちのアウトプットが、顧客のアウトカムの向上になっているかどうか?
3章 プロジェクト/プロダクト/サービス
プロダクト
ユーザに価値を届けるのに人手が必要ないもの(iPhone, Tinder, ...)サービス
ユーザに価値を届けるのに人手が必要なもの(財務処理、デザイン作成, ...)プロジェクト
特定の目標を達成するための作業のかたまり
上記の定義はわかりやすい。この説明であれば、なぜプロジェクトにだけフォーカスして、プロダクトやサービスにフォーカスしないのがまずいのかが分かる。
4章 プロダクト主導組織
セールス主導
顧客との契約にプロダクトが従うビジョナリー主導
1人のビジョナリーにプロダクトが従うテクノロジー主導
テクノロジーにプロダクトが従うプロダクト主導
ビジネスアウトカムを軸にプロダクトを最適化
プロダクト主導 = 顧客のアウトカムを生み出すことを優先すること
5章 私たちが知っていること知らないこと
既知の既知 事実。ここから始める
既知の未知 知らないことを知っている状態。検証などで事実に変えていく
未知の既知 長年の経験。直感。これも検証で事実に変えていく
未知の未知 自分が知らないことを知らないこと。顧客との会話で見つかることがある
プロダクトマネージャーの仕事は、
- 事実に基づいて価値交換システムを最適化する
- 既知の未知を事実に変える
- 未知の未知を発見する
- ビジネスとテクノロジーの間にいてプロダクト主導を実現する